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2022.12.15

猫との幸せタイムを応援♪静電気対策&おすすめアイテムの使い方

猫との幸せタイムを応援♪静電気対策&おすすめアイテムの使い方

寒~い冬がやってきました。この時期は家で猫と仲良くぬくぬくと過ごすに限りますね。
寒くなったせいか、家族のぬくもりを求めていつも以上に甘えてきてくれたりして、私たちにとっては嬉しい季節…。
普段はちょっと素っ気ない猫も「この時期だけは」とすり寄ってきたり、同じ布団に入ってくれたり、なんて嬉しいサプライズに胸を躍らせる方も多いのではないでしょうか。

ですが、猫と私たちの濃厚なコミュニケーションを邪魔する存在を忘れてはいけません。それはズバリ「静電気」。
冬の間は何かと静電気に悩まされている方もいらっしゃるはず。

そこで今回は、猫たちとの冬のコミュニケーションをもっと幸せなものとするために、取り入れたい静電気対策についてご紹介いたします。
参考にして、冬の猫ライフを充実させていきましょう♪

猫とのコミュニケーションを邪魔する「静電気」

まずは、静電気が起こる仕組みをご紹介いたします。


静電気は、簡単に言うと特定のものに蓄えられている電気が一気に放電されることで痛みや衝撃を感じる現象を指します。
電気は、モノとモノの接触・摩擦などによって簡単に起こり、特別なことをしなくてもどんどん溜まっていきます。静電気というと、寒い時期に起こるものという印象を持っている方も多いかもしれませんが、年中いつでも静電気が起こるリスクはあるのです。
ところが、冬は空気が乾燥しやすく、このことが静電気が起こりやすい原因のひとつとなっています。
空気中に十分な水分が含まれていれば、空気中の水分を伝って静電気は放電されていきます。しかし空気が乾燥すると電気は溜まる一方になってしまうのです。

それから、人間が冬に着る衣服はとくに電気を溜め込みやすい傾向があり、アクリルやポリエステルはマイナスの電気を帯びやすく、ウールやナイロンはプラスの電気を帯びやすいという特長があります。
温かな衣服のせいで、電気が溜まりやすく、また意識しないと放電がされにくいのが冬ということになります。

 

猫は冬に静電気を溜め込みやすい生き物?

ちなみに、猫の毛は+(プラス)の電気を溜め込みやすい傾向があるといわれています。これは人間の髪の毛も同様です。
一方で、塩化ビニール(いわゆるビニール)、アクリル、ポリエチレン、ポリエステルなどは-(マイナス)の電気を溜め込みやすい傾向にあります。

猫たちの普段の様子を思い浮かべてみてください。
温かいラグの上でごろごろと寝転び、体をこすりつけたり、大好きなビニール袋で遊んだりすると、猫の被毛とラグやビニール袋に摩擦が生まれます。
このことで猫たちの被毛からマイナスの電気がどんどん移動し、代わりにプラスの電気が被毛に溜まっていきます。
その後、遊びに飽きた頃にアクリルウールの服を着た人のそばへやってくると……猫と家族の間で「バチッ」と静電気が起こってしまう、というわけです。

猫と過ごす冬必須!静電気対策

静電気によって、猫に触れた瞬間にパチン!と痛みや衝撃が走ると、猫は「この人が嫌なことをした!」と勘違いしてしまうことも…。猫との信頼関係を築いていくうえでこれは由々しき事態です。

そこで、冬は猫のためにも静電気対策を行って行くことがオススメ。
電気を溜め込まなければ、一気に放電することはないので、傷みや衝撃を感じることはありません。
それから、なるべく自然に放電ができるような環境作りを行うことも大切です。

 

■猫に触れる前に一呼吸。必ず放電する

猫たちが甘えたそうにそばにきたら、猫に触れる前にまずは室内の壁にタッチ!このひと手間で服に溜め込んだ電気を放電することができます。
壁がすぐそばにないようであれば、木製の家具や床などでもOKです。
可愛い猫に思わず手を伸ばしたくなりますが、一呼吸おいてから猫に手を差し伸べるだけで静電気は防ぐこともできます。


■部屋の湿度は必ず20%以上を保つ

まず意識したいのが、猫と過ごす部屋の湿度です。湿度が20%以下になると静電気がより起こりやすくなるといわれているので、なるべく湿度が下がりすぎないように注意しましょう。
ちなみに、猫が快適に感じる湿度の目安は40%~60%といわれています。加湿器や湿度計を活用して、猫が過ごしやすい環境づくりに役立ててみてください。

 

■(人間が)静電気を発生させないように努力する

猫たち自身が電気をためてしまうのは、仕方がない部分があります。だって、猫たちは被毛を気楽に脱いだり着替えたりすることができませんからね。
猫たちの分もしっかり家族が静電気を溜め込まないように工夫していきましょう。

猫の毛はプラスの電気を帯びやすいので、それとは逆のマイナスの電気を帯びやすい素材はなるべく避けるようにしましょう。代表的な素材として、アクリルやポリエステルがあります。
また、衣類を洗濯する際には静電気を軽減する作用がある柔軟剤もありますので、冬の間はそういったアイテムを取り入れるのも良いですね。

オススメ!静電気対策にもなるアイテムの使い方

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ただでさえ電気を帯びやすい猫たちの被毛は、乾燥によってより電気を帯びやすくなります。
冬は何かと乾燥する季節でもありますし、猫たちの皮膚や被毛に白っぽいフケなどの乾燥のサインが出ているようであれば、静電気の原因だけではなく、皮膚トラブルの対策としても皮膚や被毛の保湿ケアを始めてみませんか?

使い方はとっても簡単。
スプレータイプのトリートメントを被毛に軽く吹きかけて、水分を被毛や皮膚に含ませてから、ゆっくりとブラッシングしてください。この時急いでブラッシングすると被毛同士が絡まったり、静電気を帯びてしまう可能性があります。
ブラッシングをしていると抜け毛が出てきますが、自然に抜けた毛はそのままにしておくと、摩擦によって静電気をより溜め込みやすくなりますから、冬の間はなるべくこまめなブラッシングがオススメです。

おわりに

今回は冬の猫とのコミュニケーションを妨げる「静電気」についてご紹介いたしました。この時期、私たち家族も猫たちも、どうしても電気を帯びやすくなってしまいます。でも、なぜ静電気が起きるかが分かれば、対策も簡単です。
少しずつ、できることから始めてみてはいかがでしょうか。