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2025.03.20
猫が1日に16時間も寝る理由と活動時間を徹底解説[#猫研究所]
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猫が日向や布団など、あたたかい場所でスヤスヤと寝ている姿を見ると、私たちも癒されるものです。私たちが日中家を空けているとき、実は猫はほとんどの時間を寝て過ごしています。猫の睡眠時間は16時間程度といわれていますが、そもそもなぜ長時間眠っているのでしょうか。
今回は、猫が1日に16時間も寝る理由と活動時間について解説します。

猫は1日に16時間睡眠している
猫はだいたい16時間程度の睡眠時間を必要としており、成猫よりも子猫やシニア猫のほうが長い睡眠時間になる傾向にあります。生後間もない子猫や、高齢を迎えたシニア猫の場合、20時間以上寝ることも珍しくありません。
■猫の睡眠時間が長い理由
本来、猫は自然界で暮らす生き物であることから、危険をすぐに察知できるよう、浅い眠りをとります。私たち家族が近づいてきたときにすぐに目を覚ます猫は、野生時代の習慣が残っていると推測できます。
また、猫は短時間で狩りを行い、一度に少量の食事をとり、残りの時間は睡眠などに充てます。狩りの際には多くのエネルギーを消費するため、残り時間は睡眠などで体力を温存しているのです。
一方、牛や馬といった草食動物はエネルギー量が少なく、栄養価が低い草が主食となることから、多くの時間を食事に充当します。
他に、雨などの天候の悪い日は、捕食対象となる動物の活動が低下するため、狩りをしても成果を得られないから休む、という野生の頃の名残があるという説も。
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ゴロー
ボクちんは、みんながお家にいる時間は起きていることが多いので猫界のショートスリーパー疑惑があったのでありますが、実はお留守番の時はずっと寝ているのでトータルで16時間以上は寝ているのであります。
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ナナ
あたちは多分、20時間くらいは寝てると思う。いつまでも子猫ちゃんなの。
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ムー
ナナはスピースピーって鼻息を立てながら熟睡していることもあるわよね。野生の名残りはゼロよね。
猫が起きている8時間はなにをしている?
では、猫が起きている8時間はなにをしているのでしょうか。
■観察

猫が起きている時間
猫は起きている間、自分の周りに異常がないかを確かめるために窓の外をながめたり、家のなかを見て回ったりしています。野生の名残からか、猫は縄張り意識が非常に強い動物であり、知らない猫や動物がテリトリーに入ることを強く警戒します。さまざまな場所に自分のにおいを付けてマーキングしているテリトリーに立ち入った場合、激しく威嚇することがあります。猫は周囲を十分に観察できないと不安を感じるため、観察しているときは邪魔をせず、静かに見守るよう配慮しましょう。
■毛繕い
猫はしきりに足やおなか、背中、しっぽ、顔などさまざまな体の部位をくまなく舐めて整える、グルーミングを行います。グルーミングには体をキレイにする、気化熱で体温を下げる、気持ちを落ち着かせるといった、さまざまな意味があります。このように、グルーミングにはさまざまな意味があることから、グルーミング中は邪魔をしないようにしましょう。
ただし、頻繁にグルーミングしているときはストレスを感じている可能性があるため、ストレスの要因を取り除く必要があります。
■遊び・運動
猫は起きている時間の一部を使って、私たち家族と遊んだりキャットタワーに登って運動したりします。
また、私たち家族にすり寄ってマーキングをしたり、遊びをねだったりしてくることもあります。遊びは狩りの練習になり、私たち家族とのスキンシップはストレスや不安を解消するといった、重要な行動です。遊びや運動に満足したあとは横になり、そのまま寝てしまうという光景を目にしたことがある人は多いのではないでしょうか。
■食事
猫の食事は短時間であり、食事量については胃袋が小さいため一度に多くの食事を摂るのではなく、何度も分けて食べます。これは、狩りで食事をえるため、俊敏さを損なわないためと考えられています。食事の時間については、猫の生活にあわせて与えることが重要です。
空腹時間が長くなりすぎたりした場合は猫が体調を崩してしまう可能性があります。短い起床時間にしっかりとエネルギーと栄養を摂取できるように、食事中は邪魔しないようにしましょう。
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ランラン先生
あとは、家族にべったり甘える時間などがあげられるでしょう。
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ナナ
あたちは起きている時間はパトロールもしないし、遊びも運動もしない。抱っこしてもらう時間に使う、一択よ。
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ゴロー
ボクちんはおうちの安全を守るためにパトロールも欠かさないであります。
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ランラン先生
このように、起きている時間に猫の個性が強く表れるんですね。
猫が寝る場所はどうやって選んでいる?

猫が寝る場所
猫にとって理想的な室温は20~28℃、湿度は50~60%程度といわれており、該当する場所を選んで寝床にすることが多いです。空調があるに越したことはありませんが、猫自身が自分で過ごしやすい寝床を選びます。
そのため、寝床については神経質になりすぎる必要はなく、基本的には無理に別の場所へ移す必要はありません。
一方、遊び疲れて寝ている子猫や、足腰が弱っていたり、体温調節機能が衰えているシニア猫が、暑い、または寒いなど、快適ではないと考えられる場所で寝ている場合は、体調を崩さないように最適な寝床に運んであげましょう。
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ゴロー
ボクちんは冬は暖かい足の間やホットカーペット、夏はリビングの涼しい場所でゴロンとしているであります。
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ランラン先生
いつもどこで寝ているかを把握しておくと、いつもと違う様子にも早めに気付くことができますね。
おわりに
今回は、猫の睡眠時間について解説しました。猫は平均して16時間程度の睡眠時間を必要としており、成猫よりも子猫やシニア猫のほうが長い睡眠時間になる傾向にあります。外敵から身を守ったり、エネルギー消費を抑えたりといった、自然界の名残であると考えられています。起きている間は観察や毛繕い、遊び・運動、食事といったさまざまな行動をとります。猫が寝ている間は危険な場所ではない限りは、そのままそっとしておくことをおすすめします。