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2023.10.27

スタッフブログ★2023.10.27「猫の"好き嫌い"は本能だった?」

スタッフブログ★2023.10.27「猫の

こんにちは、
スタッフのミライです。

猫って本当に
好みがはっきりしていますよね。

tamaに寄せられるお悩みでも
多いのが「好き嫌い」に
関係するものだったりします。

好みじゃないと感じた食事は
ニオイを嗅いだだけで
そっぽを向いたり、
中には砂をかけるような
仕草をする子もいるそうです。

我が家の王子も分かりやすく
お魚が大好きで、赤身肉への
反応はイマイチです。

お魚の中でも
「かつお」「サバ」が
特に好きなようで、
タイやニシンはものによって
食べなかったりします。

さて、そんな猫の好き嫌いを
化学的に証明しようと
研究している人々の記事が
紹介されていました。

イギリスで
猫の味覚をDNAで解析している
研究グループによると、
猫の仲間は甘みを感じる「Tas1r2」
という遺伝子が上手く機能していない
ようです。

一方でうま味を感じる
遺伝子は人間などと同じように
働いているということです。

さらに調べると、
どうやら猫が最も
うま味を感じやすいのは
マグロに含まれるアミノ酸の
うま味成分だったとか。

どうやら猫がお魚好きなのは
日本でもイギリスでも
共通なんですね。

甘みを感じない味覚は、
猫が新鮮な獲物を捕食する
純粋な肉食動物だったからだと
考えられています。

甘みは炭水化物に含まれる
糖を検知した結果
感じるものなので、
肉食動物の猫科の動物には
あまり重要な栄養素ではなく、
タンパク質に含まれる
アミノ酸由来のうま味の方が
重視されていたということです。

猫にとっては
炭水化物が多い食事よりも
タンパク質たっぷりの
お肉の方が栄養源として
有意義だということです。

なるほど~。

犬は人間と過ごすうちに
徐々に炭水化物の消化吸収が
得意になってきたと
考えられているそうです。

犬が甘みを
感じるようになったのも
人間からごはんを分けて
もらうようになったから。

一方の猫は、
人間と暮らし始めても
孤高のハンターであり続けたから、
食事にもこだわりが
強いままなのでしょうね。

物によって食べたり
食べなかったりするのも、
私たちよりも敏感に
アミノ酸の微妙な量の変化を
感じ取って「美味しくない」と
主張しているのかもしれません。

だから、王子が
好き嫌いをして
「これイヤなのだ」と
言い出しても「お。野生の本能」と
温かく見守ろうかなと思います。