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2022.12.09

スタッフブログ★2022.12.09「鎌倉時代の猫たち」

スタッフブログ★2022.12.09「鎌倉時代の猫たち」

こんにちは、
スタッフのミライです。

年末が近づいています。

……ということは、
大好きな大河ドラマが
終わってしまう!

最近は最終回がどうなるのか
そのことをよく考えています。

最終回が早く観たいような、
終わらないでほしいような…
こんな風に思うドラマは
久しぶりです。

これまであまり
注目されてこなかった
源平合戦の後の時代に
主軸を置いているというのが
イイんですよね…。

戦争よりも政争という感じで。

さて、鎌倉時代が
何かと注目された2022年ですが
鎌倉時代の猫って
どんな暮らしをしていたのでしょう。

調べてみると、鎌倉時代の頃から
日本でも街中などに猫たちが
暮らすようになったようです。

北条氏が作った
歴史資料を収めた文庫である
金沢文庫では、当初から
猫がいたことが知られています。

資料をかじったりして
ダメにしてしまうネズミを
追い払うための戦力として
猫に頼ったというわけです。

長らく、日本人にとって猫は
京都に暮らす限られた貴族が
宮殿の中で可愛がっているくらいしか
見かけることがなかったそうで、
非常に珍しく高貴な動物でした。

時が経ち徐々に数も増え、
猫が本来のお仕事(?)を
果たすようになり
徐々に日本人と猫の距離が
縮まっていったようです。

後に猫たちは
農村では
米を荒したり、蚕の病気を
持ち込むネズミや虫を退治する
ありがた~い存在として、
市街地ではネズミの害から
書物や商品の
価値を守ってくれる
頼もしいガードマンとして、
そしてやっぱり
可愛い癒しの存在として
日本人に愛されるようになります。


鎌倉時代は比較的
日本国内の情勢は
落ち着いていたこともあり、
人々の暮らしの中に
猫たちがすっと
安心して入り込むことが
できたのかもしれません。


鎌倉時代が終わると
再び猫は数を減らしてしまい
ネズミの害が
増えていくことになります。

鎌倉時代に増え始めた
猫たちの活躍=
ネズミ退治は治安維持に
欠かせない存在だったはず。

鎌倉時代の約100年の安寧は、
猫たちの活躍によっても
支えられていたといっても
良いのかもしれません。
(大げさかも)