生後二ヶ月ほどで我が家にやって来た王子は、最初はベビー猫用フードから子猫用、そして成猫用フードへと成長に合わせてフードの切り替えを行いました。その時は譲っていただいた方が与えていた、市販のドライフードを食べさせていたのですが、子猫用から成猫用のフードに切り替えるタイミングで、ふと小さな疑問が生まれます。

「……子猫用と成猫用って、味とか違うのかな…」

もちろん、成長著しい子猫と成猫とでは、要求されるエネルギー量や栄養が異なり、それぞれのライフステージに即したフードを与えることが健康維持には必要なことは、理解していました。

が、それ以上に気になったのがドライフードの「味」。
なんでも、フードの切り替えに伴い、食欲がなくなってしまう猫もいるとのこと。それなら、可愛い王子のために私が実際に試してみよう。

そんな使命感に支配された私は、以降、新しいドライフードが手に入るたびに王子と一緒に試食を行うようになったのでした。

今回、記事を作成するにあたり、tamaでお取り扱いしているフードのみのレポをご紹介いたしました。
※当たり前ですが、キャットフードは人用ではありません。あくまで極私的な興味で試食しています。
※時系列順でのご紹介ですのでご了承ください。
※食レポはあくまで個人の感想であり、ご想像の通り、好き嫌いの多い猫に与えています。猫のコメントを代弁したものではございませんので、ご理解の上、お楽しみくださいますようお願い申し上げます。

……んん？なんか、ちょっとお魚の内臓のような…独特の風味。そして海水のような、若干の塩気を感じます。噛み砕いてほどなく、ほろっと崩れるような食感とともに、フラウンダーなどの白身の風味がガツンと口いっぱいに。うおお、これは濃い！あと食べた後の口の中にすごく味が残る。

総評：香りどおりの濃厚なお魚味。お魚の血合いなどが好きな子にも良いかも。

お？第一原材料がポルトリーなだけあって、最初の味わいはチキンに近く、けっこうおいしい。割と親しみの感じられる味がほんのり。でも肝心のサーモン味はあまり感じられません。固さはコチラの方がオリジンよりある感じ。クリスピー、とまではいかなくても噛んで楽しいくらいの固さです。後味はハーブのせいか、ほのかに苦いというか、草っぽいというか…。

総評：お魚感はあまりないけど、食感は美味しい。

お、おお…これは美味しい！オーガニックチキンを採用されているからなのか、ギャザー独自の優れた製造技術の賜物なのかは定かではありませんが、とにかくチキンのうまみを閉じ込めたような優しい味わい。小粒な小判型のフードは、食感すらさくっと軽快で、スプーンを手渡されたらざくざく食べられそうです。驚くべきは口の中で砕けたフードが残る感覚もなく、嫌な後味もなかったことです。これはすごい、すごいぞギャザー。

総評：めちゃくちゃ美味しい。

一口食べてみると、思っていたよりもクリスピーな食感。フルーツやハーブの効果なのか分かりませんが、飲み込んだあとに脂が残るような感じもありません。脂が苦手な猫にも食べやすいかも。チキンの風味は割としっかりと感じられるので、満足感（私目線ですが）もある印象。しっかり噛んで、なおかつ味わいも楽しめると言う意味ではバランスの良いフードのように感じました。たしかにこれは人気が出るはずだ、美味しい…。

総評：食後のモッタリ感がなく食べやすいフード。