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2018.11.09
ちびらんさんの初恋の猫
「私がこの子の お母さんになろう!」と、思えるようになりました。”
初恋の子の前に。一緒に暮らしている猫のことを教えてください
今一緒に暮らしている猫は「ぎあら」と「みの」です。ぎあらは自宅の敷地内で保護し、みのはシェルターから譲り受けました。
どちらも臆病で、外に出ることを とても怖がります。でも、窓辺で外を眺めるのは大好きです。因みに2匹とも女の子で、ぎあらは3歳、みのは2歳です。
ぎあらは、抱っこされるのは あまり好きではありません。いつも少しだけ離れた場所にいて、じっとこちらを見つめています。そして、私が席を立つと、常に私の後を付いて歩きます。トイレに入れば、ドアの前に座り出てくるのを待っていてくれます。階段を上がれば追いかけて、階段を降りれば また直ぐに追いかけて…家中グルグルと私の後を追ってきてくれます。
みのは、自分から膝に乗ってきたり擦り寄ってきてくれますが、こちら側から抱っこされたりスリスリされるのは苦手です。突如、甘えたいスイッチが入る感じで、それは夜中だろうが朝方だろうが お構いなしです。普通にゴロゴロ、スリスリ、ペロペロと、容赦なく起こしてきます。同じ甘えん坊でも、甘え方が全く違って、何とも言えず愛くるしいのです。
猫のことを大切に思うきっかけとなった、猫への初恋を教えてください
子どもの頃、母の友人の家へ子猫を見に行った時に、子猫を奪われると勘違いした母猫に追い回されて、怖い思いをした経験があります。それ以来、猫が近くにいると足がすくんでしまうようになり、猫=怖いとゆう存在でした。それは大人になっても変わることはありませんでした。ぎあらに出会うまでは…。
ある日の夜、トイレの窓から子猫の鳴き声が聞こえてきました。次の日も、次の日も…。この時は正直なところ、うちに居着いたら困るなぁ…って思っていました。
子猫が1匹鳴いているだけで母猫の姿はなく、置き去りになっているようでした。まだ小さく、衰弱している子猫を保護して病院へ連れて行くと、生後4週間は経っていますが体重が通常の子猫の半分で低体温になっています。ギリギリでしたね。保護してくれたおかげでこの子の命は助かりました。と言われました。
経過観察が必要なため、状態が落ち着くまでは、このまま自宅で保護して欲しいとのことで、子猫との生活が始まりました。猫が苦手な私にとって不安でしかありませんでしたが、何日もずっと母猫を求めて、こんなに衰弱しても、必死で鳴き続けていたんだろうと思うと、何とも言えない気持ちが芽生え「私がこの子のお母さんになろう!」と、思えるようになりました。
我家は、夫、息子、私の3人家族です。子猫は4番目の家族だから、牛の4つ目の胃袋、『ぎあら』を名前にしました。