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2024.04.04

ウェットフードの基本をアップデート。メリット、選び方、オススメ品をご紹介[#猫研究所]

ウェットフードの基本をアップデート。メリット、選び方、オススメ品をご紹介[#猫研究所]

猫の主食となるキャットフードには、大きく分けてドライフードとウェットフードの2種類があります。多くの方から日常使いの食事として、選ばれているドライフード。対して、ウェットフードはとにかく種類が豊富なせいで、「選ぶのが大変」「どうやって選ぶのがいいのか分からない」という方もいるようです。
そこで今回は、ウェットフードを猫に与えるメリットから、個性的なウェットフードの形状のご紹介、そしてウェットフード選びをするときのポイントも調査しました。

ウェットフードを与えるメリットを整理しよう

ウェットフードには、猫の健康管理に役立つメリットがあります。
代表的な猫の健康維持に役立つポイントを以下にまとめてご紹介します。

・水分含有量が多い
・嗜好性が高く、よく食べる(ことが多い)
・柔らかくて食べやすい
・種類が豊富
・未開封であれば長期保存が可能
・内容量が少なく、一食分の鮮度が保てる
・たくさん食べてもカロリー控えめ

とくに水分含有量が高いことは、最大のメリットといわれます。猫たちは自分たちから積極的に水を飲むという習性があまりなく、無理なく水分を摂取できるような食事スタイルは理想的ともいえます。
飲水量が少ない状態が続くと、ストルバイトやシュウ酸カルシウムなどの結石ができやすくなるので、おしっこトラブルになったことがある猫の健康管理では、ウェットフードがカギを握ることも少なくありません。
それから、猫はより新鮮な食べ物を好む性質なので、少ない内容量の製品が多いというのも大きな利点。
種類が豊富で、飽きっぽい猫ならいろいろな種類を楽しむことができるのもポイントですね。

DOG's TALK

ムー

ムー

そうそう、ムーのようなこだわり派の猫にはウェットフードはやっぱり嬉しいのよね。いろんな種類があってワクワクしちゃうわ~♪

王子

王子

美味しいのはもちろんなのだが、膀胱炎になりやすい僕の場合は、水分補給のためでもあるのだ。…健康のためなのだ、本当なのだ。

ゴロー

ゴロー

ややっ。ムーちゃんも王子もウェットフードがお気に入りでありますか!

ランラン先生

ランラン先生

ウェットフードはやっぱり人気がありますね。それぞれの特長を知れば、どんな風に与えるのが良いかも分かるようになってくるはずです。

ウェットフードの形状ごとの特長とオススメアイテム

猫用ウェットフードは、形状によってそれぞれ個性があります。
猫の好みや使う目的によっても選ぶ際のポイントになりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

■フレークタイプ

ツナ缶などに近いタイプのウェットフード。素材の形が残っていて材料の風味や食感も残っている傾向があります。お魚系・チキン系の材料が多いです。

・素材が大好き!な猫は大喜び
・食感があるので、食べごたえ、満足感がある
・ゴロッとそのまま素材が入っていることも多く、ほぐす手間が必要なことも
・市場には安価なものもあり、種類が豊富

DOG's TALK

王子

王子

僕はこのタイプが大好きなのだ。お魚をそのままモリモリ食べたい猫さんにオススメなのだ。
ゼリー寄せになっているタイプ、スープが入っているタイプなどもあるのだ。

■パテタイプ

嗜好性が高く、いろいろなお肉お魚など数種類の原材料ミックスが多いのがパテタイプ。
素材そのまま系のものと比較すると柔らかく、飲み込みやすいため、子猫からシニア猫にも適しています。少量水を加え、滑らかに混ぜて介護食や離乳食としても使いやすいです。

・柔らか&滑らか食感で食べやすい
・子猫、シニア猫の介助食としてのほか、強制給餌にも
・お肉系の味わいが好きな子にオススメ
・お薬を包んで食べさせるのにも◎

DOG's TALK

ランラン先生

ランラン先生

柔らかいので、子猫から高齢猫まで与えられるのがポイントです。介護食として活用することも多いので、好きなタイプのパテフードを見つけておくと役立つかもしれません。

■スープ・シチュータイプ

次にご紹介するのが、じっくりスープと共に素材を煮込んだシチュータイプのウェットフード。まるで手作り食のような味わい深さが、食にこだわる猫からの支持を集めています。
軽く温めると風味と香りが豊かになり、さらに嗜好性アップ。食が細い子や、猫を元気付けたいときにも活躍します。

・水分量豊富なものが多く、水分補給には最適
・嗜好性も高いので、グルメな子に◎
・ドライフードをふやかす時にも使いやすい
・どんな猫にもオススメしやすい万能ウェット

 

DOG's TALK

ムー

ムー

ムーはこのタイプが一番好きかも。スープの風味が美味しいのはもちろん、色々な味が楽しめるのがいいのよね~。

もっと深掘り!総合栄養食タイプのウェットフード

最近人気が高まりつつあるのが、ウェットフードでありながら、総合栄養食の基準を満たしたものです。

総合栄養食とは、水を除く猫が必要とする栄養を十分に含み、給与量の目安の量と水を与えることで、健康的に過ごすことができるキャットフードのことです。
総合栄養食には明確な栄養基準が存在していて、〇%以上/以下という形でそれぞれの栄養項目に対して評価が行われます。
日本国内で手に取ることができる総合栄養食は、AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準、あるいはFEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)の基準を満たしたものです。

■ どんな使い方をするの?

総合栄養食は、給与量の目安の量を与えていれば、それで十分猫の必須栄養素を賄うことができます。つまり、主食になります。
一方、総合栄養食ではないウェットフードの多くは、「栄養補完食」「一般食」「副食」などと記載されています。
これらのウェットフードは、主食としての役割を果たすことはできませんが、オヤツや水分補給用のご褒美としてのほか、主食に対しての副菜のような感じで与えるのが良いと思います。

DOG's TALK

ゴロー

ゴロー

この前tamaから新発売となったボナペティのウェットフードはすべて「総合栄養食」の基準を満たしているそうであります。
ドライフードに飽きちゃった猫さんや、水分補給を意識したい猫さんの主食としてぜひ活用してほしいでありますよ!

New▽『ボナペティ』ウェットフード(総合栄養食)6種類ご紹介

ツナとチキンをそれぞれ、少しお得に楽しめるアソートセットもご用意いたしました。

ツナとチキンをそれぞれ、少しお得に楽しめるアソートセットもご用意いたしました。

猫用ウェットフードを選ぶ時のポイント

猫に与えるウェットフードを選ぶ時のチェックポイントとして、以下のことがあります。
これらの情報が分かっていれば、フード探しがぐっと楽になりますよ。

・うちの子の好きな味、好物は?
 ざっくり「お魚orお肉」だけでも分かっていればOK!

・ウェットフードを与える目的は?
 水分補給、食欲アップ、介護食、トラブル予防など…。
 それぞれの目的に合わせて選ぶこともできます。

・アレルギーはありませんか?体質的に苦手なものはありませんか?
 これまでに食べさせて体調を崩したことがあるものは、避けた方が無難です。

・食べきれる量はどれくらい?
 ウェットフードの中にも大容量のものがあり、ちょっとおトクになっています。
 でも、ウェットフードは開封後なるべくすぐ使うのが原則。開封後1~2日で食べきれる分を買うのがオススメです。

おわりに

今回はウェットフードを選ぶ時のポイントについて改めてご紹介いたしました。
種類が多く、どんな基準で良いのか分かりにくいウェットフード。でも、その選び方が分かれば、たくさんの種類の中からお気に入りを探す楽しさが出てきます。ウェットフードの特長と、うちの子にはどんなフードが合いそうかをイメージしながら、ぜひtamaでのお買い物をお楽しみください。
迷ってしまった時は、コンサルティングサービスもぜひご利用ください。