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2023.12.22
スタッフブログ★2023.12.22「シャム猫の毛色の不思議」
こんにちは、
スタッフのミライです。
先日、調べ物を
していたらシャム猫に関する
面白い研究を見つけました。
身体の先端付近に色を持ち、
長い手足と尻尾を持ち、
青い目のシャム猫。
鼻先から顔にかけて、
耳、足先、尻尾に出る色は
黒からチャコール、
ブラウンからクリームまで
さまざまな色があるそうです。
この特長的な模様の出方は
「サイアミーズ遺伝子」
(サイアミーズはシャム猫の別称)に
よるものとのこと。
この遺伝子を持っている猫は
シャムと同じように
鼻先から顔にかけて、
耳、足先、尻尾と
いった部分に模様が出ます。
ミックスの猫でも
シャム模様の猫がいるのは
先祖からこの遺伝子を
受け継いでいるからです。
「サイアミーズ遺伝子」の
面白いところは、発現には
温度が影響しているところ。
温度が低くならないと
この遺伝子は活性化されません。
そのため、シャム猫の
毛の色は温度次第で変化する
というのです。
具体的には、
手術を受けたシャム猫が
お腹の毛を刈られました。
すると毛がなくなって
冷えたお腹からは
黒っぽい毛が生えるように
なったとか…。
毛が生えそろい、
お腹の温度が元に戻ると
再び白い毛が生えてきたそうです。
うーん、不思議ですね。
また、高齢になると
多くの猫は白髪のように
白い毛が増えていくものですが、
シャム系の猫では
代謝が下がり体温が低くなるため
黒い毛が増えていくそうです。
若いころと比べると
黒い部分が多くなったと
感じる家族もいるそうですよ。
ますます不思議。
まだまだ謎多き
猫の遺伝子。
これからどんどん
研究が進んでいって
遺伝子レベルで猫たちのことを
知れるようになると思います。
でも、心の奥では
ちょっとくらい謎は謎のまま
残しておいて欲しいかも…
なんてことも思っていたりします。