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2020.01.16

猫は冬に食欲が増す?猫の代謝と気温の関係

猫は冬に食欲が増す?猫の代謝と気温の関係

早いもので1月も折り返し地点を過ぎると、もうすぐ大寒がやってきます。大寒とは、日本の古くからの暦のひとつで、1年間で最も冷え込みが厳しくなる時期だといわれています。
猫たちは室内で暮らしながらも季節の移り変わりや気温の変化を敏感に感じ取っています。わかりやすい変化としては、夏毛からフワフワで密度の高い冬気に生え変わって「あれ?ちょっと大きくなってない?」と思うような被毛の変化。
目に見える変化だけではなく、猫たちの体の中でも冬の間には変化が起きています。今回は、そんな猫たちの変化の中から気温、季節と代謝の関係についてご紹介します。

猫は冬になると食欲が増す?

寒い冬は、暖を取ろうとする猫との距離も縮まりやすく、私たちにとってはうれしい季節です。一緒に過ごしている間は、暖房が効いた室内でのんびり、ごろごろと猫がまったりしている姿を見かけることも多いのではないでしょうか。
しかし、食事の面では「寒くなると食いつきが良くなる」「オヤツの催促が増える」など食欲が増したように感じる、というお声をいただくこともあります。

これは、寒い時期には、猫たちも体温を維持するためにより多くのエネルギーが必要になるためです。特に屋外で過ごすことがある猫の場合は顕著のようですが、室内で暮らしている猫でもお留守番の間は暖房を切ったりするようであれば、体温を維持するためにエネルギーを消費しているためだと考えられます。

また、冬の体温維持に役立つ冬毛を維持するためにも栄養は必要です。なにかと、猫たちにとって冬は「エネルギーが必要」になる季節なのかもしれませんね。

冬の間は食事を増やしたりメニューを変えるのが良いの?

では、より多くのエネルギーが必要になる冬には、猫たちに与えるキャットフードの量を増やしたり、食事を高栄養なキャットフードに変える必要があるのでしょうか?

猫が健康的で、元気に過ごしているようであれば、基本的には食事の内容を変更したり量を増やす必要はないと思います。ただ、猫たちのおねだりに負けて普段よりフードを増やしたり、オヤツを多く与えてしまった時は、運動をさせるようにしましょう。
冬の期間は寒さのために運動量が減る猫も多いので、意識的に遊びを取り入れたり、キャットタワーなどで運動をさせてみるのも良いですね。しっかり運動した後のちょっとしたご褒美としてオヤツを取り入れる、くらいの気持ちでいるのが良いのかもしれません。

ただ、病気の療養中の猫や子猫の場合は、体温を維持するための体力をしっかりつけるために普段よりも多めの食事を与えたり、高栄養の食事を与えることも必要になります。猫たちの状態をしっかりと確認していくことが大切です。

冬にオススメのオヤツの考え方

冬の期間に食欲が増すのは猫たちにとって自然なことです。暖房器具を使っていても、夏と比較すると気温は低く、体温を維持するだけでエネルギーを消費していきます。基本的にはフードの内容や量を変更する必要はありませんが、そのことを踏まえて室温管理はしっかり行っていきましょう。

猫たちの激しいおねだり対策としてオススメしたいのが、猫たちに与えるオヤツを小さく小分けにして与える回数を増やすこと。ちょこっとずつ猫たちにおいしいオヤツを楽しんでもらうことで、満足してもらいましょう。また、夜寝る前にオヤツを与えることで、夜中に起こされることが減ることもありますよ。

tamaでは2019年のオヤツ人気ランキングを発表予定!
ちょこっと先出しでTOP3をご紹介します。
第1位:tama Marche マグロ花削り
第2位:tama Marche ささみレトルト
第3位:POCHI Marche ドライドミンチミート 鶏ササミ
でした!

■ 小食で痩せ気味な猫にオススメは?

冬でも小食な猫の場合は、体温を維持するために体内で速やかにエネルギーに代わる特性があるグリコーゲンを含む食事を取り入れてみるのも良いかもしれません。
グリコーゲンが豊富な食材としては、馬肉レバーなどがあります。小食な猫たちの場合は、少ない量でもしっかりエネルギーになるグリコーゲンを含む食材や子猫用のフードを活用して、エネルギー補給していくのもオススメです。