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2019.10.29
スタッフブログ★2019.10.29「ナナの進化」
こんにちは、
スタッフのマエダです。
耳の穴が
一般的な猫と比べて小さいため
定期的に通院して耳掃除をしてもらっている
我が家の末っ子、ナナ。
夏が長引いた今年は
1週間に1度通院しても
耳の具合が悪くなり、
投薬が必要になることもありました。
初めの頃は
私も投薬に慣れませんでしたが、
最近は
1.)抱っこして、
2.)口に指を入れて開口して、
3.)薬を喉の奥に放り込んで、
4.)口を閉じさせて、
5.)喉をナデナデして
6.)ゴックンを促す
この流れを
スピーディーに行うことができるようになり、
自分の身に何が起こっているのか
ナナが把握する前に
投薬を遂行することができていました。
しかし、最近は
3.)薬を喉の奥に放り込んで、
4-1.)ナナが薬を口の外に出して
4-2.)それをまた口に入れて
4-3.)ナナが薬を口の外に出して
4-4.)それをまた口に入れて・・・
と、4の工程から
5にうつれないこともしばしば・・・。
ナナも腕を上げたものです。
しかし、
私も諦めるわけにはいきません。
ナナの口を開けたときに
口の外に薬を出さない様に
しっかり、喉の奥に
薬を放り込むように
狙いを定めてIN!
ちゃんと
喉の奥に薬が入れば
ナナも口の外に出さずに
薬をゴックンできるんです。
・・・と思っていました。
先日、ナナの口を開口し
喉の奥に薬をINしたときのこと。
“おっしゃ~、
いいポジションに薬が落ちたぞ、
これならナナもペッペできまい!”
と、心の中で
ガッツポーズを決めながら
ナナの口を閉じさせて、
喉をナデナデして
ゴックンをうながしていたら・・・。
なんと、ナナが
喉の奥に入れた薬を
泡のようなもので包み込み
ベローンと吐き出したのです。
キリンは
いざという時にすぐに逃げることができるよう
立った状態で水が飲めるように、と
おのずと首が長い生体が発生し、
そして、生き残りに向いた種が生存し
現在の形になったと言われています。
人はこの変化を「進化」と呼びます。
口の中で泡を生成し、
その泡で薬を包み込み、
ベローンと吐き出す。
これは「進化」と呼べるものでは
ないでしょうか。
進化の過程を目の当たりにすることは
とても稀有なこと。
・・・ありがたや、ありがたや。
しばし呆然とし、
ナナの行動を進化ととらえ、
泡に包まれたベロベロの薬を手に
現実逃避しましたが、違う違う。
進化は生き残るためのもの。
冷静になって考えれば、
ナナの泡は進化ではありません。
ナナに元気でいてもらうために
進化しなければいけないのは
私の方ではないでしょうか。
(薬を投薬する人差し指が
すごく長くなるとか?)
とはいえ、
私が進化しなくても
投薬に便利なアイテムもいろいろあるから
我が家でもコレを試してみようかな、
なんて思っています。
あの手この手を使うから
上手にお薬飲んで元気でいてね、ナナ。