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2018.05.22
スタッフブログ★2018.05.22「ゴローが誤飲した」
こんにちは、
スタッフのマエダです。
ムーファースト作戦が功を奏し
ムーとの親睦を深めることに成功し、
ゴロムーの血液検査の結果も良好、と
万事快調と調子に乗っていたマエダ。
そんなマエダが
地の底まで叩き落されるような
出来事がありました。
とっても長く感じた
約62時間程の間に起こった出来事を
とってもとっても長い編集後記と共に
お伝えさせていただきます。
それは、
GW明けの翌週末のこと。
■5/12(土)
この日の夜、
マエダは絶好調で
最近、空前の大ヒットとなっている
オモチャを振り回していました。
このオモチャ、
どんなオモチャなのかと言うと
幅:8mm×長さ:25~26cm程度の
カラフルなサテンの紐が
20本ほど束になっているだけの
紐オモチャ。
これを振り回すと
ゴロムーだけではなく
ナナまでも飛びついてくる
まさに、行列のできる凄オモチャ。
最近は、
就寝前にこの「紐凄オモチャ」で遊んで
寝るというのが定番となっていました。
この日も
この「紐凄オモチャ」で遊び、
私もゴロムーナナも大はしゃぎして
みんな大満足で就寝。
・・・したはずでした。
明けて、日曜日。
■5/13(日)6:00
一旦起床し、
猫たちの朝ご飯を準備しながら
何気なくオモチャBOX(蓋付)を見てみると
この「紐凄オモチャ」がオモチャBOXから
飛び出しているではありませんか。
呑気なマエダは
“あれあれ、
楽しすぎて私が寝た後、
きっとムーが遊ぼうと思って
出しちゃったのね。”
なんて、深く考えもせず
「紐凄オモチャ」を箱の中にしまい
蓋を閉めました。
その、数時間後。
第1の異変が起こりました。
■5/13(日)14:00
お昼寝から目覚めたゴローが
勢い良くご飯を食べた後、
例のあの「オェオェオェ」という
吐き戻しをするときの重低音が
響きました。
“あれあれ、
一気に食べすぎちゃったのね。
毛玉はまじっているかな”
と、
吐き戻しの内容を確認しながら
拭き取ってみると、
その中におかしなものが。
あれ?
と思い、ほぐしてみると
それは「紐凄オモチャ」ついている紐。
しかし、ここでも
マエダの呑気が発動。
本日、2度目の呑気です。
“ゴロちゃん、
紐を食べちゃったの~。
楽しかったんだね、オェオェできて
よかったね。”
なんて、呑気にとらえ
深く考えていませんでした。
そして、夕方。
■5/13(日)18:00
ここで、第2の異変が。
軽く外出した先から戻ると
私をお出迎えしてくれるのは
ムーとナナ。
いつも一等賞で
玄関まで駆けつけてくれる
ゴローの姿がありません。
“ゴロちゃーん、どうしたの?”
と、リビングに戻ると
クッションの上で丸くなって眠る
ゴローの姿が。
さすがのマエダも
ここでゴローの異変に気が付きます。
“どうしたの?ゴロちゃん。
具合悪いの?”
この時、
ふと、朝「紐凄オモチャ」が
オモチャBOXから飛び出していた光景が
頭に浮かんだのです。
“・・・待てよ、
食べた紐は1本だけか?”
急いで
「紐凄オモチャ」を確認してみると
なんと、
紐が10cm単位で合計7本ない!
1本はゴローが吐いたけど
あと6本はどこ!?
と、
必死になって室内を探してみたものの
見当たらない。
もしかして、
あと6本、合計:約60cmもの紐は
ゴローのお腹の中!?
私が呑気だったから
動物病院はもう閉まっているし
あぁ、どうしよう、どうしよう。
ネットで猫の誤飲と調べると
不安を駆り立てる情報はわんさかあるのに
現時点で役立つ情報は皆無。
昨日の夜までは
絶好調に楽しかったのに。
私がオモチャをちゃんとしまわなかったから。
私が呑気を重ねたから。
不安と後悔ばかりが押し寄せ
夜中に目覚めてはゴローの寝息を確認し、
と繰り返し、そのまま朝を迎えました。
■5/14(月)9:00
朝一で向かう先は動物病院。
動物病院へ向かう道すがら
「大変であります!!
どなたか、お助けくださいであります!!
世界の終わりであります!!!
世界が終わるであります!!!」
と、泣き叫ぶ
外が大嫌いなゴロー。
この時ばかりは私も
10cm程度の紐×6本を飲み込んだ
ゴローを抱えながら、
「世界の終わりかもしれない。
世界は終わるかもしれない・・・。」
と、暗い気持ちになりました。
そして、診察。
先生曰く
「紐を食べた後、
食事をして数時間経っている場合は
胃の中に異物が残っている可能性は
低いでしょう。
麻酔が必要となる内視鏡
(胃カメラ)はリスクがあるため
エコー検査で腸に詰まっていないか
確認しましょう。」
とのこと。
私は一旦待合室に戻ったのですが
待合室にいても聞こえる
ゴローの絶望的な鳴き声。
“ごめんよ、ゴロー。ごめんね。”
そして
「マエダさーん。」
と、再び名前を呼ばれ診察室へ。
「ニャオ~ン!(世界の・・・!)」
と、鳴き続けるゴローの隣で
診察結果を伝えてくれる先生。
「エコー検査の結果
腸に詰まっている所見は
見受けられませんでした。
この程度の紐なら
恐らく2、3日の間に
ウンチと一緒に出てくる可能性が
高いです。
一先ず、様子見してください。
もし、
食欲不振、嘔吐が続くようであれば
すぐ病院に来てください。
その時は開腹手術が必要になる場合も
あります。」
と。
帰宅後、
病院の疲れなのか、
紐が詰まって具合が悪いのか
ずっとベッドでゴロンと眠るゴロー。
会社には事情を話しお休みをもらい
ほぼ付きっきりでゴローの寝息を確認したり
トイレに行ったら内容をチェックしたり。
しかし、
この日のゴローの排泄物に
紐は1本もありませんでした。
そして、翌日。
■5/15(火)7:00
出勤のため、
準備をして玄関に向かうものの
いつもならお見送りをしてくれるゴローが
ベッドで横になったまま
現れませんでした。
■5/15(火)20:00
仕事後、
急いで帰宅し、玄関のドアを開けると
玄関まで駆けて1等賞でやってきたのは
なんと、ゴロー!!
“ゴローが元気になっている!
もしかして!!”
すぐに猫のトイレに向かい
ウンチを確認すると、
ウンチにカラフルな紐が
絡まっているではありませんか!
ビニール手袋をはめて
ウンチの解体をすると、
約10cm程度の紐の残り、6本が
全てゴローのウンチと共に
排泄されていましたぁ~!
ゴローの排泄物の中に
残りの紐、全てを確認するまでは
「もし、
ムーやナナも紐を食べていたら・・・。」
と、
他の可能性も考え
さらに不安を募らせていましたが、
やっぱり、全部ゴローが食べていたなんて。
そして、それを全部ウンチと一緒に
だしてくれるなんて。
ゴロォ~(涙)!!
私にとっても
たぶん、ゴローにとっても
とても長く感じた約62時間。
何事もなく
ウンチから全部出てきてくれて
本当によかったです。
この件に関して、
オモチャは決して悪くありません。
(注意書きにも、
飼い主さんの目の届く範囲で
遊んでください、と書いてありました。)
もちろんゴローが悪いわけでもなく
完全に私の管理不足。
★今回の件で学んだこと
・誤飲は他人ごとではない。
ちょっとした不注意で
手術が必要にもなる誤飲につながる
可能性がある。
・誤飲で病院に連れて行く場合、
誤飲した物、吐き戻しをしたものを
持っていき説明すると
先生にも伝わりやすい。
(私の場合、
「凄紐オモチャ」の残りの部分と
ゴローが吐き戻した紐を持っていき
残りの数と紐の長さを、
先生と一緒に確認しました。)
・蓋付のオモチャBOXも
開けてしまう可能性がある。
猫が絶対に開けられない場所に
オモチャはしまうべし。
今回の件は、
“誤飲は大きな事故につながる
可能性がある。”
と、改めて実感した出来事でした。
それから
ゴローに噛まれたり、
踏みつけられたりの日々ですが、
元気でいてくれることの
かけがえのなさを実感しています。
本当にごめんね、ゴロー。
元気なってくれてよかった。
これからも、
ゴロムーナナの大好きな
紐のオモチャで遊ぼうね。
その後、ちゃんとしまうからね。